飯田橋駅から徒歩1分の、反り腰と腰痛専門ランバー整体院です。今回は、クラシックバレエによる腰痛の症例を紹介します。バレエをやられてる方で、自分が反り腰だと思っている方は多いですが、実際は、ダンスの特性上フラットバックと呼ばれる平背のような背骨を持たれている方が圧倒的に多いです。これは、「骨盤を起こす」動作の反復から背骨のカーブが失われたものと考えられます。
お客様情報
大学生 女性 24歳 趣味:クラシックバレエ(歴18年)
症状・お悩み
幼少期からクラシックバレエを習い始め、現在も趣味で続けていたが、腰痛のため控えている。
成長期である中学3年生の時に、腰痛が出始めた。当時、整形外科を受診したところ、左側の仙骨(骨盤を形成する骨。お尻の中央部分)が1個多く、その部分が疲労骨折している疑いがあると医師から診断。左脚の前腿に、痺れが出ることもあった。
5年位前までは、痛みが出ると整形外科に通院していたが、前腿の痺れは出なくなるも、一向に腰痛は改善されなかった。また、近所の整体院に通院してみたが、腰痛の改善はしなかった。
もしかしたら反り腰が腰痛の原因なのではないか?と思い、当院を利用。
来院時、左腰にじんわりとした重たいような痛み。特に、季節の変わり目や、急に動いた時に痛む。また、以前から気になっていた巻肩も改善したい。
観察・コメント
一見して反り腰に間違われがちの歪みでしたが、腰の状態は反り腰ではなかった。
クラシックバレエ経験者に非常に多い状態で、本来ならS字に屈曲している脊柱(背骨)が、ほぼ平らな状態(フラットバック)であり、仙骨から急に屈曲し骨盤が前傾(前方に倒れた状態)した状態であった。
この状態は、クラシックバレエ特有の姿勢で、本来なら脊柱(背骨)のS字により衝撃を吸収するが、この姿勢の場合、衝撃が直接身体に伝わり、特に急に屈曲した腰の下(仙骨付近)に衝撃が加わるため、腰痛が出やすい。
検査時、腰を左に捻りずらい状態で、違和感があるとの申立てであった。この結果から、右を向くような形で腰椎(腰の背骨)が歪んでいることが判明した。
また、前の腿の筋肉が、だいぶ硬くなっており、両足のつま先が外側を向いていて、股関節にも問題があるように感じた。左膝も、ポキポキと動かすたびに鳴るような状態であり、股関節だけでなく足首にも負担が掛かってるように感じた。
以上のことが原因で、長年苦しんできた腰痛が発症していると判断した。
施術・アドバイス
腰周りの筋肉の緊張をほぐし、脊柱(背骨)のS字をつけるような矯正を入れた。
骨盤が前傾していることから、大腰筋の硬縮を弛緩(緩める)させるため、大腰筋のストレッチを入れ、元の骨盤の位置に戻すような施術をした。(反り腰の1番の原因も、この大腰筋の硬縮が原因であり、硬縮することによって骨盤が前傾する)
数回の施術で、段々と脊柱のS字がつき、腰痛の症状もほとんど出なくなった。
また、普段から、自宅で簡単に出来るセルフケア(ストレッチ・トレーニング)を伝え、なるべく良い状態をキープできるよう努めてもらった。
現在では、1~2ヵ月に1回のメンテナンスに移行し、良い状態をキープしている。腰痛で、控えていたクラシックバレエも出来るまでになったそうで、こちらとしても大変喜ばしく思う。
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