【症例】水泳選手コースの9歳男児

水泳

飯田橋にある反り腰と腰痛専門ランバー整体院です。

水泳選手コースに通う小学生男児の症例です。お子様のご相談も最近は多いですね。

お客様情報

水泳の選手コースに通っている9歳男子

症状・お悩み

水泳選手コース。週5日で泳いでいる。最近、タイムが伸び悩み中。

コーチとフォームチェックをした際に腰が過剰に反っており、腹圧が全く使えていないと指摘された。

3週間後に記録会を控えており、その時までに反り腰を改善し、好タイムを出したいとの事で来院。

観察・コメント

小学3年生なので本人に腰が反っているとか、腰痛といった自覚症状は全くなし(カウンセリングは母親メイン)。

腰が大きく反っている上に、身体の重心が中心になく、体幹が弱い。

全身姿勢を見ると右肩が大きく下がっている上に、顔が右側を向いてしまっていた。

施術・コメント

年齢的にも筋肉疲労等の自覚が無くて当然です。お子様を施術する場合、まずは施術が痛みを伴ったり怖いものではないという印象付けが大事でした。強さや違和感を都度確認し、学校で流行っている事等、コミュニケーションの充実に努める事が重要ですね。

また、保護者様がいらっしゃり、施術を確認される状況も多いかと思います。今、何をしているのか、どういった効果があるのか等の情報提供はとても大事だと思います。

腰が反っている姿勢でさらに左右重心に大きな差がありました。重心の左右差は骨盤の歪みが大きく影響します。結果、脚の長さにも違いが見られました。骨盤が安定していない状態は腰部にハリ感が出て硬くなります。逆に腹筋は力が入りにくく弱くなりがちです。腹圧がしっかりと使えないのもその為でした(下イラスト参照)。

年齢を鑑みて骨の矯正はモビライゼーション(関節可動範囲を反復的に動かすこと)を中心に骨盤周り(仙腸関節)、腰周り(腰椎)、股関節に施しました。結果、反り腰状態は改善し、骨盤の安定は図れましたが肩の左右差や顔が右を向いてしまっている部分の改善は見られませんでした。首肩周りの施術が今後必要ではないかとのお話しをして、1週間後に再訪。

再訪時は骨盤周りに加えて、首肩周りの施術も実施。結果、肩差ならびに顔の傾きに改善が見られました。その際、付き添いで来られていたお母さまから、特にクロール時の息継ぎに難がある(顔が前を向いてしまう)とのお話。頚椎の歪みがあり、顔を横に向けにくかったのが原因と思われるので、改善が見られたのは良かったです。施術をしながら情報が得られたことで、より目標に近づける施術となりました。

その後、複数回の施術でメンテを継続しそのまま記録会に。後日、タイムが大幅に上がり、本人・ご両親ともにかなり喜んでいるというとても嬉しい報告を頂きました。

頚椎、胸椎、腰椎で構成される脊柱(いわゆる背骨)に歪みが出ると体幹の安定が図れず、また筋肉の左右差が出てパフォーマンスが上がらない事は良くあります。

人間はどうしても利き手、利き足があるので常に左右対称でいる事は難しいですが体幹は身体の軸になります。パフォーマンスUPに極力歪みの無い身体は重要なポイントなのだと改めて痛感しました。

反り腰による腹圧の低下

腰痛と骨盤矯正専門整体院