妊婦さんの整体～基本編～

近年、低出生体重児が増えてきております。これは、出生体重が2500グラムを下回って生まれてくる胎児の事を言います。色々、所説原因はあるとされていますが、シンプルに栄養が行き届いていない可能性もありますね。

妊婦さんの整体により、母体が施術の刺激を気持ちいいと感じていると、胎児も気持ちいいと感じています。これは、胎児までしっかりと栄養が行き届いているサインになるのです。

妊婦整体は、一般的な施術方法とは異なります。妊婦さんは非常にデリケートな状態の為、妊娠中のお腹に負担をかけないよう、安全の為ベッドにうつ伏せにならずに、横向きや上向き、座ったままの状態で施術を行います。妊婦さんに無理な動作をさせたり、負担のかかる施術は行いませんので、ご安心ください。

ただし、基本的には、安定期（妊娠５ヶ月：妊娠１６週以降）に入ってからの施術をオススメしております。

なぜ安定期に入ってからといいますと、妊婦さんにはリスクがつきまとうからなんです、、、

そのリスクとは、妊婦さんが一番恐れている、流産です。

そのため、施術に入る前に必ず流産についてのお話しをさせて頂きます。

『施術を受けた、受けていないに関わらず、流産の可能性は15％ある』、という研究データがあります。

このように、上記のお話しをさせて頂き、ご理解を得た方のみ施術を行っていきます。

次に、多い症状としては脚の疲労感です。

体重が増える方で、5～12キロ増えていきます。特に上半身が増えていきます。そうなると、下半身にかなりの負荷が掛かってしまうのは想像出来ると思います。

男性諸君、想像してみてください！10キロの鉄アレイを持って、歩いてみてください。と言われたら、どれくらい歩けるでしょうか？すぐ疲れてしまい、鉄アレイをポーイッと手放したくなりますよね。

妊婦さんは、毎日、過酷な重労働を強いられていると言っても過言ではありません。

買い物をしている時の歩くスピードもゆっくりになります。近くの駅まで、普段だったら5分で行けるのに、10分かかったりもします。繰り返しこのような生活を送るので、下半身は悲鳴を上げてくるのです。そして、脚の疲労感、浮腫み、冷え等の症状になってしまいます。